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もし芸人に不思議な力があったら2

1 :名無しさん:05/02/10 19:26:11
現まとめサイト
http://geininstone.nobody.jp/


・芸人にもしもこんな力があったら、というのを軸にした小説投稿スレです
・設定だけを書きたい人も、文章だけ書きたい人もщ(゚Д゚щ)カモォン!!
・一応本編は「芸人たちの間にばら撒かれている石を中心にした話(@日常)」ということになってます
・力を使うには石が必要となります(石の種類は何でもOK)
・死ネタは禁止
・やおい禁止、しかるべき板でどうぞ
・sage必須でお願いします
・職人さんはコテハン(トリップ推奨)
・長編になる場合は、このスレのみの固定ハンドル・トリップを使用する事を推奨
 <トリップの付け方→名前欄に#(半角)好きな文字(全角でも半角でもOK)>
・既に使用されている石、登場芸人やその他の設定今までの作品などは全てまとめサイトにあります。
書く前に一度目を通しておいてください。

140 :ブレス@はねる編 ◆bZF5eVqJ9w :05/02/28 22:14:33
前スレ>581あたりからの続き。


<<jamping?>>--02/the beginning


始まりは、唐突に。


ある日の深夜、自宅で。
何故か、秋山が1人で酔っている。
傍らには、何処かで見たような人形が数体あった。
秋山の言葉に、誰かが囁く。
「・・・なぁ・・・俺、頑張っとるよなぁ・・・?」
『うん、リュウジはとっても頑張ってるよ』
「・・・だよな・・・そーだよなぁ・・・」
『大丈夫?リュウジ、飲み過ぎじゃないの?』
「う・・・ん、気持ち悪いかも・・・」
それを聞いて誰かは慌てふためいた。
『大丈夫?』『お水持ってこようか?』『袋要る?』
「・・・ありがと。」
その後、秋山は暫く看護を受けていた。

時を同じくして。
「――――なんで」
西野が自宅内の鏡の前で固まっていた。
「なんでなん・・・・・・?俺、なんかしたか・・・?」
首元には、光を放つチョーカー。そして、それに囲まれるようにして彼の身体は色を変えていた。
それは、鼠色とも似てつく鉛色。
ずしりと重量を増した自分の身体に、西野はただ立ち尽くすだけだった。
「・・・・・・これは一体・・・・・・?」

141 :ブレス@はねる編 ◆bZF5eVqJ9w :05/02/28 22:15:14
そして同じ頃。
ピピッ。っと何処から聞こえる、電子音。
「やっべ」
携帯電話の電池が切れかかっていた。それを見て焦っているのは、板倉。
「早く充電しねぇと・・・・・・っと」
とはいえ、そこは街中で、充電できるような場所もなく、板倉はちょっと困った。
これから家に帰るまで、連絡が取れなくなるのは寂しい。
――――不意に、自分の右足首から光が零れ出したような気がした。
パリッ。
そして、次の瞬間には、蒼い光の帯が板倉と、その手に有った携帯電話を包んでいた。
雷が落ちたような物凄い衝撃音。
それが収まり、彼が「なんだ今のっ!?すげぇ!」と言っている頃には・・・。
既にその掌で電池が満タンになっている事に気がついただろうか。

これは始まりでしかない。むしろ、始まってもいないかもしれない。


142 :ブレス@はねる編 ◆bZF5eVqJ9w :05/02/28 22:16:08
つい先日の話である。
それはアンクレットを作って間もない頃。
山本は1人、堤下を近所の空き地に呼び出した。
今芸人の間で流行る石の話、そして石には不思議な力が宿っている事。
それが、西野発秋山経由で山本と堤下にも伝わっていた。
ドランクドラゴンは随分前からそれを知っていたことも、また山本は知っていた。
「で、つっつんにたのみがあって」
「ふーん・・・珍しいな博、俺に頼み事なんて?」
「そうかな?」
堤下は一瞬考える。
何故、頼み事頼み事ひとつにこんな場所へつれてくるのか・・・・・・。
それを考えるのには時間が少なさ過ぎたが。
「・・・なんだよ頼みってサ?俺に出来ることならなんでも手伝うよ」
「あ・・・そう?それなら・・・」
山本の目が刹那、何時もとは違う空気を生み出す。
「とりあえず、つっつんが持ってる石欲しいんだ」
そう言いながら右腕を横に突き出す。その腕は、今まで見た事のない光に包まれていた。
「はあっ?」
堤下の悲しい間抜けな声。
――――どごぉん。
一瞬、彼の視界と反応は遅れていた。
目の前にはどでかい抉れた穴、固い地表のはずの地面、そして右の掌をなでる山本。
「お・・・おまっ・・・、今の・・・?!」
「そう、これが石の力・・・!俺のはこんなんだけど?つっつんのは?」
再び右の掌が光に包まれ始めていた。

143 :ブレス@はねる編 ◆bZF5eVqJ9w :05/02/28 22:20:14
堤下が山本を一瞬睨んだ。
一体どんな力か、少なくとも今ので大体分かった。
肉体強化、あるいはそれに似た能力。
「お前・・・っ、俺に攻撃すんのか・・・?俺に・・・牙を向けるか・・・?」
「向けるさ、自分に必要ならば。ね」
牙を向けた山本が、力を秘めた拳を振りかぶる。
刹那堤下が、決意の表情で山本の振りかざした拳へ石を投げた。
「こんなんでどうなるとでも・・・?」
その矢先に、彼は驚愕した。
投げられた石は、緑色の光に包まれている。
避ける間もなく石が光にぶつかって、どんっと大きい音と同時に山本を吹き飛ばす。
「なっ・・・」
「俺のはこんなんだよっ!」
――――インパルス。
その意味のひとつは電撃。もうひとつは衝撃。
そして、堤下に与えられたのは『衝撃の増幅』の力。
堤下の石が異常なまでの光を保っていたのを、山本は見た。
革の腕輪が翠を称えて輝いていた。
着地して、その自らの力を今度は足に集めながら、彼は聞く。
「それは・・・・・・一体」
「へっ、インパルスの名に相応しいだろ?」
それが、この時堤下が言った最後の言葉である。
何故なら、その直後凄まじいスピードで走りこんで来た山本の一撃が堤下を捉えたからだった。

144 :ブレス@はねる編 ◆bZF5eVqJ9w :05/02/28 22:21:49
気が付いた時には遅すぎるほどの早さで、拳を相手の腹へぶち当てていた。
「・・・?!」
「避けられると思ってた・・・?遅いよ」
どさっと倒れた堤下を、山本が見下ろしていた。
少し黒ずんだ黄色を放つ、アンクレット。
「・・・さて、石を頂こうかな」
山本が倒れている堤下の腕輪に手を伸ばしかけたその時。
「あれー?博じゃーん?何してんの?」
不意に声がしたほうを見る。
インパルスの片割れ、板倉がそこにいた。
不適な笑みを漏らすその男を、山本がきらり睨んだ。
「・・・堤下?」
「あぁ、今来たら倒れてた」
「え?・・・じゃあ石持ち芸人に襲われたのっ!?」
「まぁ、そんなとこかな」
山本はそう言って、ここを切り抜ける寸法である。
あとから自分が襲った事がばれても、この状況よりはましだろう。
なにせ、自分は能力を何度か使ったあとだし、板倉の能力は不明だ。
そんな事も知らずに、そっか、と一言漏らしたのは板倉。
「でも、別段俺にもつっつんにもケガないから」
大丈夫。それだけ伝えて山本は家路につく。
「ありがとー、相方護ってくれてー!」
板倉が細身の背中に叫んだ。
そしてそれが遠くなり、見えなくなってから、彼は堤下をどうしようか考え出した。
一方の山本は、少しだけ寂しそうな目をしてからぽつり
「わりーな、相方気絶させちゃって」
誰に言うでもなく、自然とそう口が動いていた。

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